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異常な生理とはどんなもの?その症状と原因

2020年05月15日

女性の生殖器の状態は、子ども産むため周期的に変化しています。それを示すものが月に1度訪れる生理ですが、生理は誰もが正常に行われるとは限らず、また個人差もあります。このような差が生まれる理由が女性ホルモンの分泌量で、その分泌量はストレスや生活環境によって左右されます。

女性の身体の仕組みとしては8歳頃から18歳頃までの思春期から女性ホルモンの分泌量が増えていき、11歳から14歳頃に最初の生理を迎えます。ただ、女性ホルモンの分泌量が安定していないこともあり不安定な状態ですが、15歳から18歳頃には排卵と生理が安定して妊娠や出産が可能になります。思春期を過ぎると性成熟期に入り、子どもを安全に産める時期に入ります。それが大体40代半ばまで続きます。40代半ばを過ぎると女性ホルモンを供給している卵巣の働きが低下し、分泌量も少なくなり妊娠も難しくなります。女性ホルモンの分泌が完全に停止する老齢期に至るまでのこの間は更年期と呼ばれ、人によっては不調を来す更年期障害を起こす場合もあります。

生理は、思春期から始まり性成熟期に安定して、その後更年期を経て終わりますが、この間に必ずしも正常な生理が続くとは限りません。生理周期は個人によって差があるものですが、日数的には25日から38日以内で、予定日より前後2日から5日程度の差があれば正常とされます。ただストレスの影響を受けることもあり、その場合には1週間程度ずれるケースもあります。日数としては3日から7日で、経血は20mLから140mLでサラッとした血液が排出されます。生理痛の多くは、この経血の排出に伴うもので、それがうまくいかず滞留するような場合に起こります。

異常な生理としては、頻発月経、稀発月経といった回数によるものと過多月経と過少月経といった経血によるものがあります。頻発月経は、25日よりも短いタイミングで起こります。この場合には排卵が伴わない無排卵性月経や、排卵はあるものの卵胞期が短く生理までの排卵期間が短いといった卵胞期短縮頻発月経があります。また排卵後から次の生理開始までの高温期が短い、黄体機能不全型頻発月経などもあります。いずれにしても出血を伴うもので回数が多いと貧血の原因になります。ホルモンバランスの乱れが原因で起こりやすく、更年期に近い女性に起こりやすいものです。一方で逆に回数が少ないのが希発月経で、39日を過ぎて生理が起こる場合です。排卵があれば問題ないのですが、排卵が伴わないということは不妊症や無月経の原因になることがあります。

過多月経は、生理期間が8日以上であったり、経血の量が多すぎたり、またレバー状の塊が排出されるような場合です。ホルモンバランスの乱れが原因もありますが、子宮筋腫や子宮腺筋症など子宮での病気が原因となっていることもあります。過少月経は、3日以内に終わるような場合で、2日目でナプキンの交換が不要なほど少量なケースです。無月経の前兆症状の場合もあり、経血が少なすぎる場合にも注意が必要です。