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ピルを使わなくても避妊ができる?様々な避妊具を紹介

2020年04月16日

望まない妊娠をしないためには避妊をする必要がありますが、避妊方法にはさまざまな種類があります。クリニックで医師によって行うものは高い避妊率がありますが、費用も相応にかかることになります。しかし、医師の手を借りずに行うことができる避妊具もあり、コンドーム、殺精子剤、ペッサリー、子宮頸管キャップ、避妊用スポンジが該当します。

コンドームはよく知られている方法であり、ほとんどのケースで用いられる避妊法です。仕組みは至って単純で、ラテックスなど伸縮性があり液体を通さない膜を男性器のペニスに被せることによって、精液が女性の膣内に入ることを物理的に防ぐというものです。メリットは安価であり手軽に入手することができることや、性感染症の予防にも一定の効果があることです。安全な性行為を行うということを考えれば欠かせないアイテムですが、一方で失敗率は2%から18%と高いものです。このため失敗率を少しでも小さくするために、女性の妊娠しやすい時期を避けるリズム法と併用するなどの工夫が、妊娠を避けるためには欠かせません。なお、単にコンドームといえば男性のペニスに装着するものですが、一般的ではありませんが女性が着用するタイプもあります。

一方で、あまり使われていないものの、効果が認められている避妊法が殺精子剤です。これはペニスを挿入する前に膣内に塗布または入れておくもので、文字通り精子を殺してしまうものになります。クリームやジェルのようなものは自身で塗布しますが、膣用発泡剤や座薬の場合には膣に挿入することで、分泌液によって溶け出して効果を発揮します。メリットは、処方せんの必要はなく手に入れることができるものの、デメリットとして毎回ペニスを挿入する10分から30分前に使用しなければならず、失敗率も19%から28%と芳しくありません。避妊用スポンジも殺精子剤と似た働きで、予め成分を含ませておいたスポンジを膣内に挿入しておくものです。失敗率は12%から24%と殺精子剤より向上してます。

また現在ではあまり使われていませんがペッサリーや子宮頸管キャップは、子宮内に精子が入らないように柔軟性のあるゴムなどによってふたをしてしまうものです。メリットとしては、女性側が主導して行うことができることで、ペッサリーの失敗率は6%から12%とそれほど高くありません。このようなことから、コンドームの品質が悪かった時代においては、ペッサリーはアメリカなどで盛んに用いられてきましたが、現在ではコンドームに取って代わられています。またふたをするタイプの避妊具は出産後には効果が低下します。

また医師の手を借りて行う避妊具としては、IUS(子宮内システム)やIUD(子宮内避妊用具)といった子宮内に挿入する避妊具があります。IUDでは黄体ホルモンを継続的に分泌し最長5年間の効果が期待でき、IUDでは銅の成分により妊娠を防ぎ2年から5年間の効果があります。いずれも失敗率が0.2%から0.8%とピルと同等または優れるもので、特に不適切な使い方をすることがないため常に高い効果を発揮するものです。ただIUSもIUDも出産未経験の女性には装着が難しいので、出産経験があり妊娠を希望しない女性に適した避妊方法です。